【漫画・君たちはどう生きるか?】名言・学んだこと

こんにちは、りおな(@sotariolife)です

 

今回は 漫画『君たちはどう生きるか?』の一部解説と感想です

 

この本は、1937年に出版されてから今もなお沢山の人に読み継がれている歴史的名著。

 

生き方の指標となる言葉が「君たちはどう生きるか?」の本には書かれています

 


 

 

登場人物・あらすじ

このように、漫画でお話は進んでいきます

 

 

コペルくん

 

眼鏡を掛けた男の子がコペルくん

 

世の中の事ある原理に「なんで?」とよく疑問に思う子。

 

コペルくんという名前の由来は地動説を唱えた「コペルニクス」からきたあだ名

 

 

おじさん

 

いわゆるニート。

 

「コペルくん」のあだ名の名付け親

 

コペルくんに対して様々なアドバイスをする

 

 

コペル君が悩んだり、疑問に思うことに対しておじさんがヒントを与える形式で物語は進んでいきます

 

決して答えは言わないのですね

 

促すことはしても、最終的な判断は本人に任せるという点で

 

アドラー心理学の「課題の分離」と似ていますね

 

 

人間分子(生産関係)

 

本の中には、たくさんのおじさんの”ヒント”が隠されているのですが、

 

今回はその中でも「人間分子」についての説明をしていきたいと思います

 

早速ですが、下の写真を見てみてください↓

このような高い場所から人を見下ろすと、人々の大きさはどう見えますか??

 

 

米粒の様に小さく見えると思います

 

街の中の、小さく見える人々を見てコペルくんはこう言いました

 

コペルくん
人間って分子みたいだね。

近くにいる人も、遠くにいる人も、世の中というおおきな流れを作っている一部なんだから。

 

 

要は、コペルくんは経済学での生産関係に気づいたわけですが、

 

子供の時点でそういった着眼点を持っているのは天才ですね(笑)

 

これに対して、おじさんはこうアドバイスしました

 

 

おじさん
そうなんだ、コペル君。よく気が付いたね。僕たちは”分子”でしかない。

誰を中心として世の中が回っているといったものはないんだ。

しかし、世の中の大半の人は自分中心の考え方をしているのだよ。

とくに、損得に関わることとなると、自分を離れて正しく判断していくことは非常に難しいことなんだ。

だから、大概の人が手前勝手な考えに陥って、モノの心理がわからなくなる。

こうして自分の都合の良いモノだけを見ていこうとするんだ。

 

おじさんの言ってること、的確だと思いませんか??

 

物事は自分を中心に回っているわけではないのに、私たちはあたかも自分の判断が正しいかのように生きてしまっています

 

私たちは、誰一人として「ひとり」であるものはいない。人間分子なんですね

 

また、おじさんは”人間分子”は他の分子とは違う性質があるといいました

 

おじさん

『苦しみ』というのは、私たちの心に深く突き刺さるものだよね。

取り返しのつかない過ちをしてしまったんだという意識がそう思わせている。

しかし、この苦しみは大事なんだ。

辛いことを経験したことによって、本来人間がどうあるべきであるかを知ることができるから。

そうして、前を向いていけるのさ。

人間は、誤りから立ち直ることができる。つまり、自分で自分を決定する力を持っているんだ。

そういった面で、”人間分子”には他の分子と違う性質を持っているんだよ。

 

自分で自分を決定する力があるからこそ、過ちを起こすこともある。

 

しかし、自分で自分を決定する力があるからこそ、過ちから立ち直ることもできる。

 

登場人物の説明をしたとき、おじさんはコペルくんに

 

『ヒントを与えるが、答えは言わない』といいましたよね?

 

きっと、おじさんはコペルくんに自分で自分を決定する力を身につけてほしかったからこそ、

 

あえて言わなかったのでしょうね

 

 

おわりに

 

本記事では、「君たちはどう生きるか?」のなかでも人間分子という、ごく一部分をお話しました

 

本の中では、このような深い学びがいくつか紹介されています

 

大人こそ、読んでほしい本です。

 

ぜひ一度、手に取って読んでみてください


 

 

最後まで読んでくれてありがとうございました

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